自由律俳句カフェ

自由律俳人さいとうこうによるブログです。

海紅六月号

海紅六月号が届きました。

 

なんと!

今月の巻頭句に選んでいただきました。

↓の七句です。 

 

さいとうこう

 

パン焼ける匂い風となり君の声になり
陽ざしは春キャベツ今日はネコの箸置きをならべ
その気になれば江戸川あの打球はツーベース
童心というには切実ここから先のしゃぼん玉
曇日のつきあたりならば東方の道をゆく
八百屋アスパラガス振って児は手をふって
きっと何千マイルの人生はあの隅っこの芝桜

 

 

巻頭句とは

毎号二人が選ばれ

投句欄の先頭に掲載される句のことです。

(それ以降は名前の五十音順で各人の句が掲載されていきます)

「巻頭をとる」といって海紅同人にとってはなかなか名誉なことなのです。

 

巻頭をとるために句作することありませんが

(そもそも狙ってできることではありません)

評価されるのは嬉しいものです。

 

今月も多くの同人が投句をしています。

どんな句が待っているのか楽しみです。

 

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海紅六月号

今日のところはこの辺で。

あなたが佳き句に出会わんことを…。