「青空」と「青い空」
先日、海紅の横浜立弓庵句会に参座した際のこと。
田中耕司さんが「青空」と「青い空」の違いについてお話しされました。
曰く、海紅の伝統的な考え方のひとつで、
「青空」→一般的、普遍的な意味での青空
「青い空」→自分で確認した目の前に広がる青空
とのこと。
何気なく言葉を使うのではなく、全ての言葉に神経を尖らせて句作をすべし、と。
4文字と5文字では律も変わりますし、意味も微妙に異なります。
一見同じに見えても使い方は全然違う。
(「秋風」と「秋の風」などもそうでしょう)
句作の現場に根差した貴重なお話、大変勉強になりました。